2011年12月30日金曜日

グローブクリップ。(おおまかなレシピ付)

クリスマスプレゼントに手袋をもらいました。
去年、お気に入りの手袋をなくしてしまったので、今年は無くさないために
グローブホルダーを買おうと思ったんですが…

ペカペカの金色のとか、偽物パールが付いたのとかばかりで、好みのものがなかなか見つからず…
作りました。こんなの↓




グローブホルダーの本体部分っていうかクリップみたいのは、手芸屋さんで800円くらいで売ってるって知っていたので。

作ったよ自慢じゃ読んでも面白くないと思いますので簡単に作り方を紹介。


今回使ったもの。
☆グローブホルダー

☆カニカン 2つ
…1つあれば作れますが、私はチェーンごと取り換えて使ったりしたかったので、チェーンの両端に付ける意味で2つ。

☆メタルリングパーツ
…大きな輪っかです。これはある程度の大きさがある輪だったらなんでもいいと思います。
使わなくなったキーホルダーの輪っかとか。

☆リボン型のチャーム
…これはただの飾りなんで、なくてもできます

☆石付きリングのチャーム
…上に同じ。


☆チェーン 25cm

☆チェーンに通る太さのリボン 50cm
…50cmも要らないかもしれませんが、ちょっと余裕があるほうが作りやすいかな。
ただの飾りです。


☆丸カン 1.2×7のサイズで4つ
(チェーンの両端、グローブホルダーと輪っかをつなぐ部分、輪っかとリボン型チャームをつなぐ部分)



作り方
チェーンにリボンを通します。
チェーンをまっすぐに保っておくと、リボンが入れやすいです。
チェーンってだらっとしていると向きがわからなくなってしまうので、
なんとなく手に持ってやっていると、知らないうちにリボンがねじれて入っていたりします。

一端が固定できればもう片方は手に持ちながらできるんでどんな方法でもいいと思いますが、
私はこんな感じで固定してます。



上を固定して、下からリボンを入れていきます…




端から端までリボンが通ったら、折り返してチェーンの輪一つ分戻る感じでリボンを通し、
接着剤で固定します。
このリボンには力がかかるわけではないので、がっちり留めなくてもはがれなければ大丈夫です。

そしてチェーンの両端にカニカンを丸カンで留めます。


パーツを丸カンでつなぎます。
グローブホルダーとリングパーツをつなぎ、リングパーツとリボンのチャームをつなぎます。
チェーンのカニカンをリボンのチャームにひっかければ完成です。

チェーンを替えるつもりがない場合は、チェーンの一方だけをカニカンにし、
もう一方とリボンチャームを丸カンでつなぎます。
カニカンの側で開け閉めできるわけです。

あ、石付リングのチャームは好きなところに付ければいいんですが、
私はグローブホルダーとリングパーツの間の丸カンに一緒に通しました。

チェーンにリボンを通さずたくさんチャームを付けたりしてもかわいいと思います。
丸カンでつないでいくだけで簡単なので、作ってみてくださいね♪

2011年12月23日金曜日

12月のお菓子詰め合わせ。

寒い日が続きますね。

冬は、外から帰ってくるとポットにたっぷり紅茶を作りたくなりませんか?
私は普段は圧倒的にコーヒー飲みなんですが、最近は紅茶が恋しくなります。

紅茶のお供は焼き菓子。

チャリティお菓子販売の一環で、12月は「冬のお菓子詰め合わせ」を用意してみました。



作ったタイミングによって中に入っているクッキーが違うんですが、だいたい入れたのが、

☆ジンジャーブレッドマンの生地を使ったクッキー
☆スノーボール
☆抹茶クッキー
の3つ。

ジンジャーブレッドマンっていうのは、映画『シュレック』にも出てきた↓こいつ。


『シュレック』に出てくるということは、おとぎ話の世界の主人公なんですね。
私もむかし児童英語教育の講義を取っているとき知りました。
かわいい絵本がたくさんあります。
(ウェブ上でもストーリーが公開されているので、興味のある人は読んでね)


で、ジンジャーブレッドマンというからにはお人形の型で抜くべきだったのでしょうが…
今回はちょっと大人っぽく雪の結晶とツリーにしてアイシングをしました。

かわいらしいクッキーですが、ジンジャーをはじめスパイスがたくさん入っています。
紅茶にとってもよく合います。



スノーボールっていうのは、ナッツのたくさん入ったほろほろ食感のクッキーーです。



市販のものはもっとバフバフッと粉砂糖がかかってますが、毎日のおやつとして節度あるつけっぷりにしてみました(笑)
ちなみに、無印良品では「ブールドネージュ」っていう名前で売っていて、人気商品のようです。


この2つはザ・冬のお菓子!なんですが、最後の抹茶クッキー。
全然冬じゃないし、クリスマスっていう洋物イメージとまったく合わない。
誰かからつっこみが入るんじゃないかと若干おびえてましたが、
買ってくださった方は皆「かわいい~♪」って言ってくださってうれしかった。

ジンジャークッキーと一緒に写っちゃってますが、こんな感じ。




菊型の型で抜いてから中を☆で抜いて焼いて、ちょこっとアイシングをかけただけなんですが、
なんとなく、リースっぽいでしょ?

ラッピングは簡単に、こんな感じで。



今回は掲載するレシピは特にナシです。
ウェブで検索してもおいしいレシピがたくさん出てくるような、ふつうのクッキーばっかりだし。

「スノーボールって作れるんだ~!」って言われましたけど、作れますよ。
普通のクッキーよりさらに簡単ですよ。
ナッツ多めだから小麦粉のグルテンも出ないし、生地が出来たら手で丸めていくだけだしね。

好きな方は作ってみると、「自分で作ったほうが売ってるのよりおいしい!」ってなるかも。
生のナッツを買ってきて、自分で炒って挽けば、香ばしさが断然違いますよ。


ではまた♪

2011年11月27日日曜日

シュガーバッター法

最近作るお菓子が冷菓、シフォンケーキ、クッキーばっかりになってます。
ケーキの生地もたまには作らないと、コツを忘れそう…と思い、
前回ののチャリティお菓子はマフィンにしました。

が、写真がない。

写真がないといかにもさみしいエントリになってしまうので、
今日は珍しくイラストでお菓子の作り方の解説でもしてみようかと思います。


今回紹介するのは、「シュガーバッター法」。
シュガーバッター法とは、バターケーキを作るときなどによく使う材料の混ぜ方です。
クッキーを作るときにも使うことがあります。

シュガーバッター法の特徴は、バターに空気をたくさん含ませることでうまれる、
「いや~ん、しっとりなのにふんわり~」な食感です。
(同じ分量の材料を使っても、混ぜる方法や順番によって味が違ってくるのです)



「はじめてのお菓子作り♪」的なタイトルの本にも平気で載ってる作り方なんだけど、
気にするべきポイントを押さえておかないと、意外と失敗します。
本には「これをこうしないとダメな理由は~」とか書いてないし
独学でケーキ作りをはじめて失敗したり成功したりを繰り返している人は、ポイントを押さえきれていない可能性もあるかも!
ということで、ちょっと詳しめに解説します♪





まずざっくり説明します。

1.バターと卵を室温に戻しておく

2.バターをハンドミキサー(もしくは泡だて器)でホイップさせ、砂糖を入れてしっかりふんわり混ぜる。

3.卵を3回にわけて入れながら、そのつど分離しないように混ぜる

4.粉類を加え、ゴムベラで切り混ぜする。



こんな感じの作り方なんですが、細かく解説しますね。

まず、バターを室温に戻すこと。
これ、当たり前のことすぎるからかあんまり強調して書いてある本をみかけませんが、
すごく大切なことです!

やわやわ~なバターになっているからこそ、ハンドミキサーをあてたときに空気をどんどん含ませてふんわりするのです。

中途半端な硬さのを無理やりやろうとすると・・・ハンドミキサーの羽に詰まって、
と~ってもめんどくさいです。

お菓子の作り方を習う前、子供の頃はそこでまず失敗してた気がします。
バターを最初にふんわりさせておかないと、食感が悪くなります。

ちなみに、「室温」って平然と書いてますが、
冬でキッチンが5℃しかない!ってときに、バターも5℃でいいわけじゃないので注意!
20℃くらいのことを通常さしてます。
バターって温度によって性質が全然違うんですよね。
「室温に戻したバター」っていうのは、指を入れるとぶすっと突き刺さるくらいかなぁ。
急ぐ場合は200Wの電子レンジで様子を見ながら温める方法もあります。
でも、一度溶けたバターは再び固まっても性質が違ってしまうので、
溶かさないようにくれぐれも注意してください!


あとね、ちゃんと20℃くらいに温まってても、
寒いキッチンだとすぐに冷えちゃいますので…
あんまり寒い日は、キッチンを暖かくして作ってくださいね。



 卵が室温に戻ってるのも大事なことですよ。
卵とバターの温度が違いすぎると、分離の原因になります。
「私は思い立ったらすぐ作りたいの!」という人は、バターと同様ですが、
溶いた卵を電子レンジの200Wで様子を見ながら慎重にあたためてください。
やりすぎると固まっちゃうから気をつけて。
固まらない程度のぬるま湯に殻ごと浸けておくっていう手もあります。



で、室温に戻したバターを、ハンドミキサーの低速で軽くほぐす感じにします。
滑らかな感じになったら、砂糖を全量入れます。

で、さらにホイップ。
ふわふわぁ~を大事にする作り方なので、
しっかり砂糖とまざって白っぽくふんわりするまでお願いします。

そしたらば~、卵を混ぜていくのですが、一気に混ぜると確実に分離します!
しっかりと混ざり合うことなく、もろもろ~な見た目になるので、
分離したら見た瞬間わかります。
味も悪くなります。

分離しないコツは、上にも書きましたが卵が冷たすぎないこと、
そして、だいたい1/3量ずつ入れていくことです。
1/3入れて、しっかり混ざったらまた1/3入れて…ってしていくのね。

しっかり混ぜきるのも大事ですが、調子に乗ってずっと混ぜてると再び分離してくるので、
「混ざった!」って思ったらやめること。

あと、「バターとお砂糖はカロリー高いから、減らしちゃえ~」なんて
勝手に減らしすぎないことね!

バターと砂糖が少なければ、どんなにうまく混ぜたところで卵と完全にはまざりません。
なぜかっていうと、「きれいに混ざってる」というのは、
乳化という現象が起こっているということだからです。
乳化って中学校の理科あたりで習いましたね♪)


ちょっと横道に逸れましたが、もとにもどります。

分離しないように卵を混ぜていきますが、もし途中で分離しかかってしまったら、
少しだけ分量の中の小麦粉を混ぜてあげましょう。
変な水分みたいの吸ってごまかしてくれるから。
卵を混ぜきったときに分離してしまったら、どうせその後粉を混ぜるので
同じかなと思いますが。



で、粉をふるい入れます。

ふるったのを入れるんじゃなくて、あくまでもふるい入れることが大事かと思います。
ちなみに、粉類が2種類以上のときは、入れる前に一度ふるっておきます。
「ふるう回数は粉の種類+1回」と習いましたが、
そこまでふるう必要があるかは正直わかりません。
MAX3回くらいでいいんじゃないかなと思います。

私がたまにやっているのは、複数種類の粉を混ぜるとき、
粉をボウルに入れて泡だて器でぐるぐるすることです。
最後にふるいいれるのは固まった粉をほぐして空気を含ませるためにどうしても必要です。
でも粉類を混ぜること自体はそれで十分な気がします。



粉をふるい入れたら、ゴムベラでさっくり混ぜます。
この「さっくり混ぜる」も、かつては全然わからなくて、
失敗の原因になってた気がします。

私がそこらへんのお菓子教室で習った「さっくり混ぜる」の方法をお教えしますね♪


今日は要らんくらい懇切丁寧に解説しようと思ったので、まずはゴムベラの持ち方から。




こんな向きで持ってください。

そして、ボウルにゴムベラを、入れます!
ボウルの中を時計にたとえると、12時から6時の方向に向かって
生地を切るつもりでゴムベラをすっと入れます。


そしたら、手首を返しながら9時の方向にゴムベラを向かわせ、
生地をひっくり返すようにします




最初ボウルの中に大きくアルファベットのIを書いた感じだとすると、
それを今度はJになるようにする感じ。
Jの「ハネ」の部分は、ボウルの底にあった生地が返されて出てきます。

これで切り混ぜの1セット終わり。



次に、ボウルを時計回りに少し(90°くらい)回して、同じ作業を繰り返します。
終わったらまた時計回り。
このようにしていくことで、すべての場所がまんべんなく同じくらいの頻度で
ゴムベラに当たります。

適当にやってると、混ざっていないところがあったり
部分的に触りすぎて粘りがでてきてしまいます。
上の方ばかり混ざって底に重たい生地が残ってしまったりもします。

ここは機械的に「回してJ~回してJ~」ってやっていきましょう。
そして、粉っぽさがなくなったところで終了です。

混ぜすぎないのが大切です!


あとは焼くだけ♪


2011年11月14日月曜日

10月の手作りお菓子

おひさしぶりの更新です。
先月は、祖母の葬儀やらなんやらで、ばたばたして終わってしまいました。

そんな中でもチャリティお菓子販売は細々とながらなんとかできていて、振り返るとほっとします。

祖父母の中で、母方の祖母が一番好きでした。
小さいころ、毎日のように祖母の家に行っていました。
忙しかった両親の代わりにたくさんかわいがってくれました。
毎年夏にはワンピースを作ってくれました。母のと同じ布地を使って、違うデザインで。
豆鯵のから揚げ、コロッケ、お正月の昆布巻き、祖母より上手に作れる人を知りません。
祖母のおかげで母は料理が得意です。
祖母のおかげで、「やっぱりおうちの味が一番だよね」って思える今があります。

日本が今ほど豊かでなかった時代に、パン屋さんから酵母をもらって炬燵で発酵させて肉まんを作った話、
アルミのお弁当箱でコンロの火でカステラを焼いた話、
うどんは茹でて食べるのが当たり前だった時代にケチャップ味の焼うどんを作った話。
尊敬します。
そんな祖母が天国で自慢できるように、みんなに喜んでもらえるお菓子が作りたいです。
そして家族のためのご飯を作り続けたいです。




さて…
バター不足だわ、時間はないわで完全に趣味でしかない「ナイジェラのお菓子作り」ができていませんので、
チャリティお菓子の写真と一部レシピをアップします。



先月のハロウィンにちなんでかぼちゃのクッキー、
マクロビの人参ケーキ、そして9月に行った沖縄旅行の影響でちんすこうです。


かぼちゃのクッキーの袋に押してあるのは消しゴムはんこです。
単純な絵柄ながら、意外と好評で、毎年使ってます。

人参ケーキは、おいしいし人気もあります。
でもマクロビならではの材料でけっこう材料費がかさんでしまうんだよなぁ。
チャリティで廉価で作るのがちょっと難しくて、課題です。

ちんすこうは、これはけっこうおいしいと自分では思うのだけど、ルックスが地味すぎて売れ行きはイマイチ。
今度売るときは沖縄柄のはんこでも押してみようかな。


他のイベント時に作ったのは、白きくらげと梨の豆乳プリンです。


下の段はふつうに豆乳プリン。
豆乳に素精糖というあんまり精製してないお砂糖を使い、豆乳独特のにおいを弱めるために
バニラエクストラクトを入れてます。
そして最近お気に入りのアガーで固めてます。
(参考のため、豆乳 70%、水20%、アガー2%、砂糖9%+バニラエクストラクトくらいの比です)

上の部分はちょっといいレシピだと我ながら思うので()書いておきます。


白きくらげと梨のソース
材料
白きくらげ 4g
梨 1/2
さとう 20g
水 500g
板ゼラチン7g(季節により)
リンゴジュース
バニラエクストラクト

作り方
1.白きくらげを20分程度水に戻し、いしづきを取り、水を替えながら振り洗いし、小さく切る。
(ここでちゃんと洗っておかないと、乾物くさくてお菓子にはふさわしくない…)

2.水にきくらげを入れて30分くらい煮る。
3.砂糖を入れ、溶けたら梨を細かく切ったのを入れ、しばらく煮る。
4.シロップを漉す。梨の水分や火加減でシロップの量がかなり変わってくると思うので。
5.リンゴジュースを足して350㏄くらいになるようにして沸騰させ、もどした板ゼラチンを溶かす。
6.具材を戻してバットに広げて冷やす。
7.完全に冷えたら(けっこうゆるいです)フォークで崩しながら豆乳プリンの上に載せていく。

この分量で、カップのゼリーの上部分が8個分できました。
上にぬるま湯で戻したクコの実をあしらうと、薬膳らしいデザートになります。

空気が乾燥してくるこの時期、梨はおすすめです。
白きくらげも美肌の味方。

ごちそうさまでした!


2011年9月28日水曜日

[ms:6] スフレみたいなコーンブレッド

Chedder-Corn Spoon Bread (スフレみたいなコーンブレッド)

実家に帰った際、古くなったコーンミールを発見。
そろそろオーブンで焼いた温かいメニューが恋しい時期なので、マーサのレシピを紹介します。
メレンゲを立てて焼くふわふわのコーンブレッドです。

材料:
バター 8g+お皿に塗る分
牛乳 240cc
コーン(缶詰でも冷凍でも生でも) 120g
コーンミール 55g
チェダーチーズ(おろしたて) 60g
塩 2g+ひとつまみ
卵 大2個(140gくらい相当)
カイエンペッパー 少々






作り方
1.オーブンを200℃に予熱する。パンを流しいれて焼くお皿にバターを塗っておく。
(パウンドケーキより若干大きめに焼きあがります。900ccくらい?)


2.中サイズの鍋にバター、牛乳、コーン、コーンミール、カイエンペッパー、塩を入れ、火にかける。
沸騰したら中火に落として3分くらい混ぜる。
そうしているうちにコーンミールが水分を吸って硬めの生地になります。


3.火からおろし、チーズを入れる。
チーズはおろさず細かく切るのでも大丈夫だと思います。ちゃんと混ぜるのが大切です。


4.15分くらい冷やしてから卵黄を混ぜる。


5.ボウルに卵白と一つまみの塩を入れ、メレンゲを立てる。4に1/3程度メレンゲを入れ、しっかり混ぜる。
残りのメレンゲを混ぜる。
(最初の1/3で生地をゆるくすることで、残りのメレンゲの泡がつぶれずふんわり混ざります)


6.オーブンを190℃に下げ、25~30分焼く。
表面がきつね色になり、でも中はふわふわっていうくらいがいいです。


7.5分くらい置いてからサーブする。




こんな感じに焼きあがります。
スプーンですくうと…




こんな感じ。
しゅわしゅわふわっです。


チーズの塩気があるので、塩入れなくていいんじゃないかという気もします。
有塩のバターを使ったりしたら、もう絶対入れなくていい。
(メレンゲの泡立ちをよくするために入ってるのかもしれないけど、そんなに泡立てるの大変なほどの卵白の量でもないし…)


で、味ですが、卵×チーズ、コーン×チーズ、卵×コーン、全部おいしい組み合わせなので
3つ全部入った味はおいしいです。
でもオムレツじゃなくてスフレっぽくなってるところがおしゃれ。
コーンミールが入っていますが、主食になるほどではなく、おつまみっていうほうが近いかも。
でも冷めてもおいしいから朝ごはんにもなるよ♪


ごちそうさまでした!

[ms:5] なすときのこのピーナッツソース

Steamed Eggplant and Mushrooms with Peanut Sauce (なすときのこのピーナッツソース)

カリスマシェフ…じゃなかった主婦、マーサ・スチュワートのレシピです。
もともとの作り方は、野菜を蒸したり(夏場は暑い)たれは一気にからめたり(適当)してるんですが、
現代日本人らしい感性(?)で「電子レンジ使って手を抜きつつ調味は丁寧に」作ってみました!

材料
日本のなす 300g
しいたけ 150g
わけぎ 8本くらい…お好みで、もっと入れてもいいかも


ドレシング
ピーナッツバター(甘みのないもの) 大1=17~20gくらい
米酢 大1
醤油 10cc
しょうが おろして10cc=8gくらいのサイズ
砂糖(色が付いているもの。きび砂糖とか) 10cc




1.ドレシングを混ぜておきます。
ピーナッツバターが硬いようなら耐熱容器に入れて20秒程度レンジにかけ、柔らかくします。
少しずつお酢でのばすようにして混ぜます。
醤油、しょうが、砂糖を混ぜます。


2.本では、少ない水で鍋で野菜を蒸し煮にしてました。
今回はシリコンスチーマで野菜ごとにレンチン。
まず2.5cmの厚みに輪切りしたナスに少量塩を振り、2~3分レンジで加熱します。
熱いうちに容器から出し、たれの半量ほどと絡めておきます。
加熱したときに出る水分は入れないように。


次に、軸を落として1/2~1/4ほどに切ったしいたけを加熱します。
1分30秒くらいしたら5cmの長さ程度に切ったわけぎも入れて一緒に30秒ほど過熱します。
わけぎは加熱せずに他の野菜の熱で火を通してもいいと思います。
加熱が終わったらなすと混ぜ、残りのたれを絡めます。
熱いうちのほうが味が染みるので、冷めるまで何度か混ぜるといいでしょう。

できあがり♪(ちょっと絵的には地味です)


調味料、かなりありふれたものの組み合わせなのにちょっと新鮮なおいしさでした。
ピーナッツバターって意外と使いまわしがききますね。
肉にも野菜にも便利な調味料です。
そして、そこに生姜が入ってるのがいい感じです。
ピーナッツバターのこってりした味をスパイシーに引き締めます。
具材は蒸した野菜ばかりでかなりヘルシーなので、けっこういっぱい食べられます。
つまみにもよい感じです。


ごちそうさまでした♪

2011年9月16日金曜日

チャリティお菓子。

5月のチャリティイベントに味をしめ、またお菓子販売しました。
今回は、チャリティのイベントじゃないんですが、
一応「収益は寄付します」という告知で、細々と売ってみました。



今回のイベントに参加する人に合わせて、
①お母さんが子供に安心して食べられる、甘さ控えめなお菓子
②マクロビアンの方もそうでない方も食べられるお菓子

というコンセプトで、かぼちゃ&豆乳プリンと、雑穀クッキーを作りました。

今日も暑かったので、冷たいお菓子のほうが評判がよかったです。
私はクッキーのほうが「なんかすごくおいしい!」って思ったんだけどな。

豆乳を使った冷菓は作ったことがありましたが、マクロビ対応のクッキーは初めて。
初めてだけど、バターや卵を使ったお菓子と比べてコツもあまりなく、
アバウトな分量でもおいしく焼けました。

クッキーの材料、大したレシピじゃありませんが、メモも兼ねて書いておきます。



材料
全粒粉 60g
オートミール 70g
きなこ 30g
甜菜糖 40g
菜種油 45g
豆乳 40g


作り方
1.粉類、甜菜糖をボウルに入れる。
ダマになりそうな粉がほとんど入ってないので、ゴムべらで均一になるまでガシャガシャ混ぜておけば大丈夫です。
洗う手間をいとわない方は泡だて器のほうが素早く混ざります。

2.菜種油を1に混ぜる。全体に完全に混ざりきるほどの量は入れないので、だいたい混ざればOKです。

3.豆乳を入れ、切り混ぜて、ひとまとまりにする。
グルテンが出ちゃうような粉がほとんど入ってないので、切り混ぜとは言ってもほんとに気にしなくて大丈夫です。
水分が少ないので、しっかりひとまとめにしないと成形するときポロポロするので、それだけは注意です。

4.5mmの厚さに伸ばし、適当なサイズに切る。
私は「これって朝食にできるかも♪」と思って16等分くらいが好きなんですが、一口サイズにすると40個くらいできます。

5.190℃に予熱したオーブンで、小さいのなら17分くらい、大きいのなら20分くらい焼く。
こんなに小さくて薄いのにこんなに焼くの?って感じですが、
バターが入ったクッキーみたいな「さっくり♪」な食感じゃなくて、
水分が十分に飛んで「ざっくり♪」な食感を目指すので、しっかり焼きます。


できあがり♪
クッキーのレシピなのに写真はかぼちゃプリンしかなくて変な感じですが…
まあ、なんの変哲もない見た目のクッキーですよ。

油も砂糖も控えめだし、がりがり食べてるとけっこうおなかがいっぱいになります。
腹持ちいいです。
朝ごはんにもおすすめ♪

[ms:4]ローズマリーのミートボール

マーサのレシピです。

作り方も簡単だし、いわゆるオーソドックスなミートボール(玉ねぎ無しハンバーグ?)みたいなものなんだけど、
レモンピールが入るのがちょっと変わってるなと思って作りました。
例によって出来上がり量が半端じゃないので、減らしました。


材料
合びき肉 200g
日本のパン粉 70g
卵 30g
にんにく 1/2片
フレッシュローズマリー みじん切りにして小1/2くらい
オリーブオイル 大1/2
レモンの皮 すりおろして大1/2
レモン果汁 大1/2
塩 小1/4
こしょう 少々


基本のトマトソースまたは市販のトマトソース 1と1/2カップ
(基本のトマトソースについては下に書きました)






作り方
1.オリーブオイルとトマトソース以外の材料をすべて混ぜる。
こねてはダメで、材料が混ざりきればそこで止める。


2.6~8等分し、フライパンで焼く。表面がきつね色に焼ければOK。
ミートボールなので平べったいのもちょっと…と思いますが、
まんまるだと焼きづらいので、円柱っていうか「ハンバーグの厚み2倍」みたいな感じがいいかも。


3.フライパンを奥に向かって傾け、そこにトマトソースを入れる。
強火にし、沸騰したら中強火にする。


4.ミートボールの中に火が通るまで、8分程度煮る。


5.皿に盛り、飾り付けにローズマリーの葉(分量外)をのせる。





基本のトマトソース…
マーサの本の巻末に載っていました。
ほんとに基本的なもので、にんにく、玉ねぎを炒めてトマト缶、ドライオレガノ、それと塩こしょうを入れて煮詰めただけ。
特に特徴もないので普段作ったり買ったりしているものでいいと思います。
書いてある通りに作ると1.5kgくらいできてしまいます。
大きい冷凍庫をお持ちの方はそれくらい作り置きしてもいいと思いますが、あんまり日本向きじゃないよね。






できあがり♪


ほんとにちょっとしたことなんだけど、レモンの皮と果汁が入っているだけで、
なんとなくおいしさがアップします。
トマトソースに絡めてしまうので、トマトソースもちょっと酸味があるし
「レモンだ!」って感じではないんですが、なんかおいしいの。
ローズマリーを刻んで入れるのもいいです。
パン粉がちょっと多すぎじゃない?って思ったんだけどこれはこれでアリだなって感じです。
ふわっとして食べやすい。
あとね、日本でよくあるサイズ(イシ○のおべんとクンみたいな)より相当大きいので、
メインディッシュとしても見栄えがしていいと思います。



ごちそうさまでした!

2011年9月3日土曜日

[nl:10]ナイジェラの、基本のパン

the Essential White Loaf (ナイジェラの、基本のパン)


オーブンの利用をずっと控えてましたが、私、気付いてしまいました…
これだけくそ暑いと(失礼)、予熱にかかる時間がめちゃくちゃ早い!
多分冬場の半分くらいで予熱完了してます。

さらに、発酵もお日様パワーでぐんぐん進みます。

ということで、「たまにはオーブン使ってもいいよね」と言い訳しつつ
(ほんとは手作りパンが食べたいだけ)
電気を使ってもよさそうな21時、ナイジェラのレシピでパンを焼くことにました。

potato breadでもじゃがいもをゆでた水を使いますが、このessential white loafはじゃがいも自体を混ぜずに水だけ。

そこが面白いので、オーソドックスな配合のパンに見えたけど、作ってみます。



材料(半分程度のサイズ)

強力粉 225

イースト 3g

塩 小1/2 (じゃがいも水のしょっぱさに応じて加減する)

じゃがいもを茹でた水、もしくはあたたかい水 だいたい155g

バター 10g



じゃがいもを茹でた水とは、皮を剥いたじゃがいもを塩ちょっと入れてゆでたときのゆで汁。                 

じゃがいもがちょっと溶けだしているのです。

ない場合は、「マッシュポテトの素」を買っておいて大さじ1くらい混ぜるといいらしい。

マッシュポテトの素はそんなにほしくないので、じゃがいもを茹でたときの水を保存しておいて

パンを捏ねるのに使ってみます。
(昨日はポテトサラダでした)
じゃがいものでんぷんが、「時間が経ったパンが古ぼけた味になるのを防ぐ」そうです。

それって…片栗粉を入れるのとは違うのかしらん?
まあいいや、なんとなく片栗粉よりおいしさや栄養も溶けてそうだし、エコってことで♪



作り方
1.小麦粉、塩、イーストをボウルに入れ、水を加える。べたべたな感じでOK.

2.バターを加え、混ぜる。

3.こねる。小麦粉が足りなければ足す。

実はナイジェラのレシピでは小麦粉はもっと少なめです。

「ペタッとする場合はもっと小麦粉が必要。そしてたいていもっと必要になるの」ってナイジェラは言うけど、

じゃあ最初からある程度材料に見込んでおいてよと。

けっこう捏ねあがってきちゃってから足すの大変だし。

で、ちょっとレシピを検証してみましたけど、やっぱり元レシピは水分多かったのです。

なので、強力粉を最初からちょっと多めに設計しなおしてみました。

もちろんその日の湿度や小麦粉の具合なんかによってさらに微調整は必要だと思いますが、
このくらいでだいたいいけると思います。


4.あたたかい場所で1~2時間、または冷たい場所で一晩発酵させる。大きさが倍くらいになるまで。

寒いところで一晩置いたけど「発酵もうちょっとしてほしい…」っていうときは、暖かい場所に移してね。

5.パンチング。

6.オーブンを220℃に余熱しつつ、生地をローフの形にするなりローフパンに入れるなどして30分ほど二次発酵させる。

7.上に強力粉を茶漉しで振って22分ほど焼き、たたいて虚ろな音がすれば焼き上がり。ワイヤラックで冷ます。


できあがり♪

ちょうどいいサイズのローフ型は持っていないので、食パン型で焼きました。




じゃがいものゆで汁と言ってもたっぷりの水にひとつまみの塩しか入れなかったので、

材料の塩は調整しませんでした。

塩が少なすぎるパンはまずいし。





ほんとにオーソドックスかつリーンなパンで、大きく焼くのでサンドイッチなんかにもよさそうです。


切ったところ。






夜に焼いて、翌々日の朝まで冷蔵庫に入れなかったけど(夏なのに…)
切ってトーストしたらおいしかったです。
ジャガイモパワーなのかはわかりませんが。


ごちそうさまでした!

2011年8月16日火曜日

[nl:9] コーンミールのパンケーキ

Jonny Cakes (コーンミールのパンケーキ)

7月はエアコン無しでなんとか過ごせてましたが、先週から猛烈に暑い!



昼間は扇風機でふんばってますが、夜はエアコンデビューしました。
海からの風が日によっては凶暴なほどなので、風がある日はなんとかなるんだけどなぁ。


扇風機で過ごしていると、海からの湿気がかなりあるので、
プリンタから用紙がくっついて2枚ずつ出てきたりして、
両面コピーしてるときなんかは違う「なんじゃこりゃ~!」って叫びたくなったりします。

でも窓を開け放していたほうが、ベランダの植物の様子もよく見えるし
(人間はばてていますがミントやハーブは元気にぎゅんぎゅん伸びています)
正しい夏を過ごしてる!という感覚があります。

ただし、料理で火を使ってるとき以外ね!

ところで、このJonny cakeですが
コーンミールを使うところがいかにもトラディショナルアメリカン!な食べ物って気がします。
とうもろこしはネイティブアメリカンの主食だったそうだし、
世界全体のとうもろこし生産量の4割はアメリカが担ってるって。
それだけ昔から食べられていたものなので、Jonny cakeと一口に言っても、
パンケーキというよりどちらかというとコーンブレッド?みたいなバージョンもあるみたい。
ナイジェラのこのレシピみたくちっちゃくフライパンで焼くんじゃなく、
大きい型で、オーブンで焼くの。
コーンブレッドもおいしいよね♪
そのうちナイジェラのバージョンかはわからないけど紹介したいです。
ナイジェラのこのちっちゃいパンケーキは、帝国ホテルの名作、1ドル硬貨パンケーキを彷彿とさせます。
あ~食べに行きたくなってきた。



材料 (2人分)
コーンミール 65g
小麦粉 25g
BP 5g
砂糖 3g
塩 ひとつまみ
卵 1
牛乳 130cc
バター 12g

1.コーンミール、小麦粉、B,P砂糖、塩を混ぜておく。
コーンミールはダマにはならないので、その他の材料をボウルに入れたところに小麦粉をふるいいれて
泡だて器でがちゃがちゃっと混ぜる程度でいいと思います。
2.別のボウルに卵をほぐして牛乳とまぜ、1を少しずつ加えていく
3.溶かしバターを加える
4.油をひいたフライパンに大さじ1ずつタネを広げる。だいたい直径6cmくらい。
5.1~2分して、表面にふつふつ泡が出てきたらひっくりかえし、また1~2分焼く。
6.フライパンから出したらできれば冷めないようにしておきたいけど、私は気にしません!

このレシピには砂糖はほとんど入っていないので、
「メープルシロップで甘くしてもいいし、ソーセージやベーコン、卵と食べればブランチにもなるわよ」
とはナイジェラのおことば。
日本では「メープルシロップ(風味のなにかシロップ)とバター」が定番の気がしますが、
甘くして食べないパンケーキもいいですよね。






で、作ってみて&食べてみての感想。
ホットケーキミックスって200gくらいの袋が2人分のイメージなので、
「これはさすがに少なくしすぎた?」と思ったけど、
薄べったくてちっちゃいのが大量に焼けて、
意外と2人分でこの量で満足。
日本語のウィキペディアでコーンミールの項を見てたら
「虫が水と一緒に摂取するとおなかが膨れて死ぬから天然の殺虫剤に」
みたいなことが書いてあったので、
「それ、ほんとだったら相当腹持ちいいよね!?」と思ったけど
英語版のウィキペディアには「そんな使い方をするって説は相当あやしい」って書いてあった・・・
なんでしょ。


あ、このパンケーキの危険なところは、
ふんわりホットケーキよりもコーンミールのせいでメープルシロップがすんごい量しみこみます。
だから油断してると相当メープルシロップかけちゃうよ。
(そしてしみすぎてるって感じがするのにそれがまたおいしいんだ)

カロリーが気になる方は、固形のジャムとかのほうが安心だと思います。
今日は、スパイシーであんまり甘くないりんごジャムをどっさりのっけて食べました。
冬に作ったものの残りを潔く食べきりました(?)
これからは何のジャムの季節だろうな~。


ごちそうさまでした!




2011年8月10日水曜日

手作り食べ物(海外レシピ以外)その2

まだまだ載せたい食べ物がありました!
なのでその2。
その1はこちら


赤いルバーブのジャム

この前、台風の日…結局たいして風も雨もなかったんだけど、
空が一瞬だけ、すごく鮮やかなピンクになりました。

(空のところだけ画像を切り取ってみたら、小さくなりすぎましたが…)

エッと思って、思わずケータイで撮ったんですが、
ひょっとして、ピンクの空と海の写真も撮れるかも!と急いで外に出たときには、
もう紺色の、ぼんやりと明るい夜の空でした。

夕暮れから夜になる瞬間、ほんの数分間だけの出来事。
写真で見るときれいというかまるで作ったみたいな空なんだけど、
窓もカーテンも開けていたせいで、部屋の中が急にピンクになって少しこわかった。

それで…というわけではないんですが、
同じ色のルバーブを見つけて、ジャムを作りました。






こっちもケータイでしか撮ってなくて、微妙な写真ですが…。
おなかに入ってしまったので、もう撮れません。

ルバーブって売ってるのを見たことはあったけど(赤いのを見たのは今回が初めてですが)、
蕗に似ていて、なんだか筋が多そうで、「ジャムにするのは大変に違いない」って勝手に思ってました。
でも、1cmくらいの長さにざくざく切ったら砂糖と少しのレモン汁と一緒に10分強煮るだけでよかったの。

こんなに簡単で、とびきりおいしいジャムができてしまうとわかったので、
これからは毎年作りたいと思います。




フライドグリーントマト
映画で観て以来、ずっと食べたいと思っていたグリーントマト!
でもスーパーでは熟してないトマトなんて売ってない、
おばあちゃんが畑やってた頃にもらっておけばよかったぁと思いながら、
半ばファンタジーの中の食べ物的な扱いになっていたんですが・・・

じゃん!


父がベランダ菜園を始めて、おすそわけしてもらいました!
ベランダって言っても2階なのに10畳以上ある、田舎平塚ならではのイカれた作りの場所です。
今年はトマトのほかに、紫蘇、ゴーヤ(流行ですね)、きゅうり、揚げ句にズッキーニまで作ってました。
ズッキーニってぐぐれば写真が出てくるけど、苗がけっこうでかいんだぜ。
あれをプランターに植えようと思った父がすごい。

そして念願のフライドグリーントマト。


フライと言ってもフリットみたいな衣をつけたりするのか、
それとも素揚げなのか、全然わからなかったので、
軽く小麦粉をはたいて油多めに焼いてみました。

熟したトマトに比べて水分が少ないので
瓜系の野菜を加熱したときにちょっと似た歯ごたえ、
ほのかな酸味、
そしてなんたって、この色!かわいい!!大好き!
ごちそうさまでした!


2011年7月29日金曜日

[ms:3] 色々使いまわせるおしゃれカポナータ

  Eggplant Caponata (色々使いまわせるおしゃれカポナータ)
久しぶりに近所写真をアップ。
映画『コクリコ坂から』公開記念か、マリンタワーに国際信号旗が掲げられています。
月曜日に気づいたんだけど、天気がいまいちで、今日やっと写真が撮れた!



ちょっとわかりにくいかしら?


もう一枚!





家に帰って調べてみたら、国際信号旗って1枚ずつも意味があるけど、
組み合わせると別の意味になるんですね。
この2枚の組み合わせは、I wish you a pleasant voyage.


さてさて。本題に入ります。

今回はカポナータの紹介です。
けっこうちゃんとした企業のレシピサイトでも、「それはラタトゥイユとどう違うの?」みたいなカポナータレシピが載ってたりしますが、こちらはほんとのカポナータ。

今まで「茄子を揚げるか揚げないかの違い」くらいにしか思っていなかったので、
マーサのレシピを初めて見たときにはびっくりしました。
ええ~っ、私が思ってるのと全然材料違う…なんだか斬新!

…と思ったんですが、その後wikipediaで調べて、
実はけっこうオーソドックスな材料の組み合わせだと知りました。

今まで私が食べてきたカポナータの8割くらいはラタトゥイユだったんだわ・・・。


材料

オリーブオイル大2
玉ねぎ 大きめの1つ→みじん切り
ゴールデンレーズン大2
松の実大2
にんにく2片(1片でいい気がする。大きければ特に)→薄切り
唐辛子フレーク小1/41/2
トマトペースト60cc
ココア小1
砂糖大2+α(もし必要なら)
なす日本のなら3本くらい→1.2cm四方くらいに切る
ワインビネガー 80cc
水 300cc



唐辛子フレークがなかったんで、私は鷹の爪1本使いました。
種だけ出して、そのまま丸ごと使いました。

トマトペーストが手に入らない場合…水を加えずトマト水煮缶を使うこともできます。
また、ケチャップも使えますがその場合はペーストの分量より少し多めにし、
酢と砂糖を減らします。その辺はお好みで。

ゴールデンレーズンはサルタナレーズンを二酸化硫黄で処理したものです。
煮てしまうとなす、ケチャップ、ココアで色はわからなくなってしまうので、
サルタナレーズンでいいと思います。


作り方

1.  鍋にオリーブオイルを入れて中火にかける。たまねぎ、レーズン、松の実、にんにく、鷹の爪を入れ、
たまねぎが柔らかくなるまで4~6分炒める。

2.    トマトペースト、ココア、砂糖を入れ、トマトペーストがいいにおいになるまで2~3分炒める。
なす、酢、水を入れる。

3.    蓋をして、中強火で加熱する。ときどきかき混ぜる。
なすが柔らかくなるまで7~10分煮て、塩で味を調える。もし砂糖が足りなければ大1まで足す。




できあがり♪
とても簡単です。
煮込み時間もほとんどなし。

だけど、レーズンの甘みやココアの深み、お酢の酸味や鷹の爪のピリッと感が、
たかだか20分程度で作ったとは思えない重層的な味わいを作り出しています。
冷たくしてもおいしいよ♪

クロスティーニの付け合せにしたり、パスタソースやサンドイッチのスプレッドにも重宝します。
だから「色々使いまわせる」おしゃれカポナータ。

ごちそうさまでした!



7月30日(つまり翌日)追記
レシピの数字を日本用に直していなかったので修正しました。
材料の代用についても加筆しました。



2012年1月追記
せっかくマーサの本に色々な使い方が案内されていたのに書いていなかったので加筆しました。