2011年4月17日日曜日

[nigella lawson1] 義母のレシピのマディラケーキ


では、記念すべきレシピの第一号は、もっともオーソドックスなバターケーキの紹介です。

My mother-in-law’s Madelia cake(義母のレシピのマディラケーキ)
マディラケーキ(マデラケーキ)ってそもそも何?から説明すると(私も知らなかった。食いしん坊の名折れ!)
まず、マディラ酒っていうのがあるよね。
ポルトガル領マディラ島で作られているワインの一種なんですが、
ブランデーケーキのノリでマディラ酒が入っているポルトガルのケーキ・・・ではありません!
イギリス伝統のお菓子で、マディラ酒に合う味ってことでこの名が付いたのでした。
パウンドケーキの型的なもので焼くので味も似ていそうだけど、ググってみると、もっと素材の味を感じるような(特に卵?)、ちょっと違った食感のケーキらしい。
食べたことないもの再現できるかしら・・・

材料の説明。
Self-rising flourとは、外国でよく売ってる「勝手に膨らむ小麦粉」という意味です。
ベーキングパウダーと塩がすでに入っているんだ。
入ってないのはall purpose flour(全用途に使える小麦粉)という名前で売っている。
All purpose 240cc(115g換算)にベーキングパウダー小さじ1と1/2、塩小さじ1/2を入れるとself risingの代用になるらしい。
それにしても最初から塩が入ってるってどういうことよ。
で、肝心のall purposeですが、日本で言うと中力粉のことです。
薄力粉はcake flourとして別に売られている。
中力粉っていうのは薄力粉よりグルテンが多いわけなので、ふんわりしたケーキには不向きなのだけど、
まあどっしりしたイギリスっぽいケーキならいいのだろう。
とりあえず、容積を重さに換算してみると・・・

材料
無塩バター 207g
砂糖95gとふりかけ用に大さじ2 
レモン1個分のゼストと果汁(ゼストとは、皮をおろし金でおろしたもの)
卵 大3
Self-rising flower 153g+All purpose 115g 


ん・・・なんか、でかくないか!?
普通に日本で使ってるパウンド型は18cmくらいの長さで、バターも小麦粉も100gずつくらい。
でも考えてみたらパウンドケーキは小麦粉やらバターやらを1パウンドずつ使って作ったことが名前の由来になっている。

google先生に聞いたところでは1 pound = 453.59237 グラムだから、けっこうでかい。

(その後wikipedia先生に聞いたら、それだとやっぱり大きすぎるから、材料の比さえ合っていればいいらしいんだけど)

とにかく、言いたかったのは、日本で一般的なパウンドケーキのサイズっていうのは別に「正しいパウンドケーキの大きさ」ってわけではなく、単に日本では適量なのがあのくらいサイズってことなのねということ。

なので、私も材料比をそのままに、日本的サイズに直してみます。

18cmの長さのパウンド型だったら、このくらい。

 

バター95g
砂糖50g+ふりかけ用の大1
レモン半分のゼストと果汁
卵80gくらい
小麦粉180g
BP小1
塩小1/3
で、オーブンの温度は華氏で表示されているので、ン十年ぶりに摂氏に計算したところ、176℃とのこと。
オーブンの具合によって調整するがよろし。
ちなみに我が家のオーブンレンジは多分高いほうにしたほうがいい。
でも実家のビルトインのオーブンは予熱不要?っていうくらい熱の立ち上がりもいいし保温に優れているので、
実家で焼くときは170℃、場合によっては160℃でもいいかも。
で、小さな型で焼く分表面が大きくなって熱の伝わりが早くなるので、早めにオーブンから出すことにする。

1.オーブンを180℃に余熱
2.バターを室温に戻す→砂糖とすりまぜる→レモンゼストを入れる→卵を1個分ずつ小麦粉大1とともに入れる
3.残りの小麦粉を混ぜ、レモン果汁を入れる。
4.生地を型に入れる。砂糖をふりかける。 1時間(または焼けるまで)焼く。



で、焼いてはみたものの、計算間違いを発見!
卵のLサイズは70gくらいあるのに、適当に考えてた・・・
あと、ちょっと塩が勝ちすぎている・・・
ということで、次回、修正&改良編を書きます。

(修正&改良編はこちら




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4月17日の追記。
これ書いたの、前回も書きましたが1月だったんです。
そして、卵の計算が間違ってるって書いてありますが、実際にはもっと大量に間違ってました。
算数が苦手なもので・・・
日本の計量カップの容積を使った容積重量比較の表はネット上でいくつか見つかったんだけど、
計量カップのサイズの差も考慮してたら間違えました。
「とりあえず、容積を重さに換算してみると・・・」とかさらっと書いてみたけど、
そのウラには大量の計算ミスが・・・
で、なんだかんだでこのケーキ、月をまたいで2月も作りなおし、3回くらい作ってます。
そのたびに失敗作を食べされられるダーリンとその同僚たち・・・
そんな経緯から、どうしても載せたかった記事なのでした。

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