2011年7月29日金曜日

[ms:3] 色々使いまわせるおしゃれカポナータ

  Eggplant Caponata (色々使いまわせるおしゃれカポナータ)
久しぶりに近所写真をアップ。
映画『コクリコ坂から』公開記念か、マリンタワーに国際信号旗が掲げられています。
月曜日に気づいたんだけど、天気がいまいちで、今日やっと写真が撮れた!



ちょっとわかりにくいかしら?


もう一枚!





家に帰って調べてみたら、国際信号旗って1枚ずつも意味があるけど、
組み合わせると別の意味になるんですね。
この2枚の組み合わせは、I wish you a pleasant voyage.


さてさて。本題に入ります。

今回はカポナータの紹介です。
けっこうちゃんとした企業のレシピサイトでも、「それはラタトゥイユとどう違うの?」みたいなカポナータレシピが載ってたりしますが、こちらはほんとのカポナータ。

今まで「茄子を揚げるか揚げないかの違い」くらいにしか思っていなかったので、
マーサのレシピを初めて見たときにはびっくりしました。
ええ~っ、私が思ってるのと全然材料違う…なんだか斬新!

…と思ったんですが、その後wikipediaで調べて、
実はけっこうオーソドックスな材料の組み合わせだと知りました。

今まで私が食べてきたカポナータの8割くらいはラタトゥイユだったんだわ・・・。


材料

オリーブオイル大2
玉ねぎ 大きめの1つ→みじん切り
ゴールデンレーズン大2
松の実大2
にんにく2片(1片でいい気がする。大きければ特に)→薄切り
唐辛子フレーク小1/41/2
トマトペースト60cc
ココア小1
砂糖大2+α(もし必要なら)
なす日本のなら3本くらい→1.2cm四方くらいに切る
ワインビネガー 80cc
水 300cc



唐辛子フレークがなかったんで、私は鷹の爪1本使いました。
種だけ出して、そのまま丸ごと使いました。

トマトペーストが手に入らない場合…水を加えずトマト水煮缶を使うこともできます。
また、ケチャップも使えますがその場合はペーストの分量より少し多めにし、
酢と砂糖を減らします。その辺はお好みで。

ゴールデンレーズンはサルタナレーズンを二酸化硫黄で処理したものです。
煮てしまうとなす、ケチャップ、ココアで色はわからなくなってしまうので、
サルタナレーズンでいいと思います。


作り方

1.  鍋にオリーブオイルを入れて中火にかける。たまねぎ、レーズン、松の実、にんにく、鷹の爪を入れ、
たまねぎが柔らかくなるまで4~6分炒める。

2.    トマトペースト、ココア、砂糖を入れ、トマトペーストがいいにおいになるまで2~3分炒める。
なす、酢、水を入れる。

3.    蓋をして、中強火で加熱する。ときどきかき混ぜる。
なすが柔らかくなるまで7~10分煮て、塩で味を調える。もし砂糖が足りなければ大1まで足す。




できあがり♪
とても簡単です。
煮込み時間もほとんどなし。

だけど、レーズンの甘みやココアの深み、お酢の酸味や鷹の爪のピリッと感が、
たかだか20分程度で作ったとは思えない重層的な味わいを作り出しています。
冷たくしてもおいしいよ♪

クロスティーニの付け合せにしたり、パスタソースやサンドイッチのスプレッドにも重宝します。
だから「色々使いまわせる」おしゃれカポナータ。

ごちそうさまでした!



7月30日(つまり翌日)追記
レシピの数字を日本用に直していなかったので修正しました。
材料の代用についても加筆しました。



2012年1月追記
せっかくマーサの本に色々な使い方が案内されていたのに書いていなかったので加筆しました。








2011年7月21日木曜日

手作り食べ物(海外レシピ以外)

最近作った手作り物をいくつか紹介します。
それほど変わったものではないので、レシピは特に公開しませんが。

アプリコットジャム
ここ数年、クリスマスにはシュトレンを焼いています。
最初は知り合いにちょっとずつお分けしていただけなんだけど、
評判がよくてだんだん作る量は増え続け、
去年はとうとう買っていただけるまでになりました。
今年の分もすでに予約していただいているので、
「今までよりも良いものにしなきゃ・・・」と、着々と計画を進め・・・てはいません()
でも、頭のかたすみにそのことがあるのは確かです。

今年は焼きあがったシュトレンに塗るナパージュとして自作のジャムを使ってみようと思い、
アプリコットジャム初挑戦です。
他の果物のジャムと比べて、全然難しくもなんともないんですけど・・・
夏らしい酸味と色が気に入っています。


写真を撮らずに冷凍してしまったので、今急いでケータイで撮りました!




ミルク&マンゴープリン
先日、知り合いのフードコーディネーターさんの呼びかけで、
ボランティアでマンゴープリンを大量に作ってきました。
その方は、以前から被災した東北の児童養護施設や託児所に支援をしてらっしゃいます。

私も何かしたいとは思っていたけれども、
東北フェアで物を買ったり募金してみたり、その程度しかできていなかったので
「誰かに直接思いが届く」ようなことが、行動力のある彼女のおかげでやっとできて、
ちょっとしたことだし自己満足にすぎないけれどもそれでもうれしかったです。
その後、児童養護施設のシスターや、託児所の保母さんから届いたお礼のメールについても報告してもらって
「あ~、ほんとに届いたんだぁ」てなおさらうれしかった。
これで終わりにしてしまっては、ほんとに自己満足になってしまうので、
「こんなこともできるんだ」っていう足がかりの経験として、
また何かしたいです。

さて、ミルク&マンゴープリンですが、
ミルクプリンの層、マンゴープリンの層、クラッシュマンゴーの層、ごろごろマンゴーの層と、
小さいながらになかなか凝った作りでした。
凝ってるんだけど、大量に作るので、どんどん固まるアガーと戦いながらガシガシ作っていって
3人で協力しながら作ってなんかちょっと文化祭の制作みたいな雰囲気で楽しかったな。




梅シロップ
ただ、素精糖という茶色いお砂糖に青い梅を漬け込んだだけの物ですが、
夏はこれなしじゃ乗り切れない。
梅酒はまだできません。
去年のをちびちび飲みながら出来るのを待ちます・・・。
この、「美味しくなるのを待つ」っていうのが、いいよね。


炭酸水で割って。甘酸っぱいひんやりしゅわしゅわ。



ごちそうさまでした!



 

2011年7月17日日曜日

[nl: 8] アメリカンスタイルのパンケーキ

American Breadfast Pancakes アメリカンスタイルのパンケーキ


今年は節電の夏なので、なんとなく焼き菓子作りを躊躇してしまう今日この頃・・・。
ブログの更新も何をネタにしようか悩んでいましたが、
そうだ!夏はパンケーキがあるじゃないか!と思い立ちました。
イメージ的には理解してもらいにくいんですが、私にとって、パンケーキは夏の食べ物です。
パンケーキって子供の頃から身近な食べ物すぎて、思い出やイメージがいっぱいあるので、
まずはレシピに関係ない話を延々します。
「関係ねーよ」って方は薄紫色文字のレシピのところまで飛ばして読んでね。


小学1年生の夏休み、あまりに体育のできない娘を心配した母が
スイミングスクールの夏休み1週間コースみたいのに私を連れていって、
その帰り道にアイホップで朝ごはん食べたのが、一番最初の「パンケーキ」の記憶。
もちろん、もっと小さな頃から母の作った「ホットケーキ」は食べてましたけれど。
「パンケーキ」という言葉を聞くと、
小学生の夏休み、泳いで疲れた体に甘いパンケーキ
午前中からお外で食事・・・なんていう
実は夢だったんじゃないかと思うくらいのノスタルジーを勝手に感じてしまいます。

そんな外食チェーン「アイホップ」ですが、ある日突如として日本中から姿を消し
なんだかものすごく寂しい気分になっていたら、アメリカ旅行したときに発見、
実はアメリカのレストランだということをそのとき初めて知りました。
アメリカ料理ってどんなものだかよく知らない時分だったので、
パンケーキ(及びアメリカンワッフル)=アイホップ=アメリカの味
みたいな勝手な図式が頭の中でできあがり、今でもなんとなくそうイメージしてしまうふしがあります。

では、レシピを紹介します。


材料(よく食べる朝の2人分)
薄力粉 90g
B.P. 大1/2
塩ひとつまみ
砂糖 小さじ1/2
卵 大1
バター 15g
牛乳 150cc
焼くためのバター


1.薄力粉、BP、塩、砂糖をボウルの中に混ぜておき、溶き卵、牛乳、溶かしバターを入れる。
  卵に熱いバターが直接かからないように注意!
  全部一気にブレンダーに入れて混ぜてしまうという手もあり。
  私は粉類を入れたボウルの中で泡だて器をかちゃかちゃして粉を混ぜておいて、残りの物を入れ、
  ゴムベラで合わせました。
  ゴムベラにしたのは、どうせ最後に払うのにはゴムベラが必要だからっていうのと、
  泡だて器に生地が付くと洗うのが大変でエコじゃないからっていう理由だけ。
  何でどのように混ぜようが問題なく作れると思います。
2.時間があれば生地を20分くらい休ませる。必要なら牛乳をもう少し足して生地のかたさを調整。
  この倍くらいの量で作るときはピッチャーに移してそれをフライパンに流しいれるほうが楽みたいです。
3.油をひいたフライパンに大さじ1ずつタネを広げる。だいたい直径6cmくらい。
4.表面にふつふつ泡が出てきたらひっくりかえし、また1分くらい焼く。
5.上の表記どおりの小さいサイズだと、8枚くらい焼けます。・・・
   ってナイジェラは書いてたけど、18枚焼けました。

私は生地を休ませずに作りました。
ベーキングパウダーを入れた生地を放置するっていうのがちょっと抵抗ありまして。
これだけベーキングパウダーが入っているので、
混ぜ終わった生地はちょっとだけ、スフレみたいにふわふわしています。
でも確かに、ケーキの生地と違ってゆるいので、
ちょっとずつ流して焼くならピッチャーみたいなのに入れるのはいいかもしれませんね。



できあがり♪




このパンケーキ、材料を見てもらえばわかりますが、ぜんっぜん甘くないです。
この分量の比だと、塩のほうが感じるんじゃないかっていうくらい。
でもね、メープルシロップをたっぷりかけるには、この味がぴったりなんです。
そして、サイズもポイント。
小さくて薄いパンケーキがたくさんできるので、表面積が多くなって、たくさんかけたくなります。
だから生地は甘くないほうがいいのね~。
今回は、メープルシロップのほかに先日作ったアプリコットジャムもつけて食べましたが、
さわやかな酸味が夏の朝らしくて素敵でしたよ。
この味だったら、甘くない食事としても使えると思います。
ベーコンなんかを付け合せにしてもきっとおいしいはず!