2011年11月14日月曜日

10月の手作りお菓子

おひさしぶりの更新です。
先月は、祖母の葬儀やらなんやらで、ばたばたして終わってしまいました。

そんな中でもチャリティお菓子販売は細々とながらなんとかできていて、振り返るとほっとします。

祖父母の中で、母方の祖母が一番好きでした。
小さいころ、毎日のように祖母の家に行っていました。
忙しかった両親の代わりにたくさんかわいがってくれました。
毎年夏にはワンピースを作ってくれました。母のと同じ布地を使って、違うデザインで。
豆鯵のから揚げ、コロッケ、お正月の昆布巻き、祖母より上手に作れる人を知りません。
祖母のおかげで母は料理が得意です。
祖母のおかげで、「やっぱりおうちの味が一番だよね」って思える今があります。

日本が今ほど豊かでなかった時代に、パン屋さんから酵母をもらって炬燵で発酵させて肉まんを作った話、
アルミのお弁当箱でコンロの火でカステラを焼いた話、
うどんは茹でて食べるのが当たり前だった時代にケチャップ味の焼うどんを作った話。
尊敬します。
そんな祖母が天国で自慢できるように、みんなに喜んでもらえるお菓子が作りたいです。
そして家族のためのご飯を作り続けたいです。




さて…
バター不足だわ、時間はないわで完全に趣味でしかない「ナイジェラのお菓子作り」ができていませんので、
チャリティお菓子の写真と一部レシピをアップします。



先月のハロウィンにちなんでかぼちゃのクッキー、
マクロビの人参ケーキ、そして9月に行った沖縄旅行の影響でちんすこうです。


かぼちゃのクッキーの袋に押してあるのは消しゴムはんこです。
単純な絵柄ながら、意外と好評で、毎年使ってます。

人参ケーキは、おいしいし人気もあります。
でもマクロビならではの材料でけっこう材料費がかさんでしまうんだよなぁ。
チャリティで廉価で作るのがちょっと難しくて、課題です。

ちんすこうは、これはけっこうおいしいと自分では思うのだけど、ルックスが地味すぎて売れ行きはイマイチ。
今度売るときは沖縄柄のはんこでも押してみようかな。


他のイベント時に作ったのは、白きくらげと梨の豆乳プリンです。


下の段はふつうに豆乳プリン。
豆乳に素精糖というあんまり精製してないお砂糖を使い、豆乳独特のにおいを弱めるために
バニラエクストラクトを入れてます。
そして最近お気に入りのアガーで固めてます。
(参考のため、豆乳 70%、水20%、アガー2%、砂糖9%+バニラエクストラクトくらいの比です)

上の部分はちょっといいレシピだと我ながら思うので()書いておきます。


白きくらげと梨のソース
材料
白きくらげ 4g
梨 1/2
さとう 20g
水 500g
板ゼラチン7g(季節により)
リンゴジュース
バニラエクストラクト

作り方
1.白きくらげを20分程度水に戻し、いしづきを取り、水を替えながら振り洗いし、小さく切る。
(ここでちゃんと洗っておかないと、乾物くさくてお菓子にはふさわしくない…)

2.水にきくらげを入れて30分くらい煮る。
3.砂糖を入れ、溶けたら梨を細かく切ったのを入れ、しばらく煮る。
4.シロップを漉す。梨の水分や火加減でシロップの量がかなり変わってくると思うので。
5.リンゴジュースを足して350㏄くらいになるようにして沸騰させ、もどした板ゼラチンを溶かす。
6.具材を戻してバットに広げて冷やす。
7.完全に冷えたら(けっこうゆるいです)フォークで崩しながら豆乳プリンの上に載せていく。

この分量で、カップのゼリーの上部分が8個分できました。
上にぬるま湯で戻したクコの実をあしらうと、薬膳らしいデザートになります。

空気が乾燥してくるこの時期、梨はおすすめです。
白きくらげも美肌の味方。

ごちそうさまでした!


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